ちなみに、これは仮想内PCでの作業です。
インストール直後はネットワークが有効になっていませんので、ホストからのVNC接続でネットワークだけ設定します。
以後の作業はすべて、WindowsクライアントからTeraterm Proなどを使用してSSH接続して設定します。
まずは /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を編集します。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ONBOOT=yes (noをyesに変更)
保存して、ネットワークを起動します。
# service network start
ついでに次回からの自動起動も設定します。
# chkconfig network on
ここまで順調に設定が済んだら以後はWindowsから接続して設定を続けます。
はじめにSambaをインストールします。
# yum install samba
さらに手抜きをするためにブラウザで設定できるswatもインストールします。
# yum install samba-swat
先にswatの設定ファイルを編集します。
# cd /etc/xinetd.d # vi swat only_from = 127.0.0.1 192.168.11.0/24 ←自分の使うネットワーク disable = no ←swatを使用するのでnoにする
ここまでやったら、
# service xinetd restart
で、SWATを有効にします。
Sambaの設定はSWATからやってしまいます。
このとき、firewallが動いているとアクセスできないようなので一時的にファイアーウォールをオフにします。
# service iptables stop
これで、自分のネットワーク(192.168.11.1~192.168.11.255)からサーバーの901番ポートへブラウザでアクセスすることが出来るようになります。
Sambaの詳細な設定はとりあえず省きます。
SWATからSambaなどを起動できますが、あくまでサーバーなので自動起動の設定もしておきましょう。
# chkconfig smb on # chkconfig nmb on
これでLAN内のWindowsマシンからSambaを設定したマシンが見えるようになるはずです。
さて、ここまでやっておきながらDHCPでアドレスが変わるのが面倒なのでネットワークの再設定をします。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 BOOTPROTO=none # dhcp から none に変更、以下は追記 IPADDR=192.168.11.100 PREFIX=24 GATEWAY=192.168.11.1 DNS1=192.168.11.1 DEFROUTE=yes IPV4_FAILURE_FATAL=yes IPV6INIT=no
そしてネットワークを再起動します。
# service network restart
ここでネットワークが切断されますので、改めて新しいIPアドレスを指定して接続し直します。
もちろん最初から指定してもいい、というか普通は最初から指定するものですが、現状空きアドレスを探すよりdhcpで先に探して貰った方が簡単という手抜き設定なのです。
2度手間になるので出来ることなら最初からIPアドレスは指定したいですけども。
ここからapacheの設定に入ります。が、とりあえず動くところまでしたいだけなので、デフォルトから少ししか変更しません。
# vi /etc/httpd/conf #ServerName www.example.com:80 この行を編集します。 www.example.com を適当に変更します ServerName www.example.com:80
本来であれば、ここをきちんと設定する必要がありますが、公開サーバーではないのでとりあえず適当でいいと思います。
というわけで、apache の起動
# service httpd start chkconfig httpd on
ちなみにブラウザで、192.168.11.100にアクセスすると次のような画面が表示されればapacheは稼働しています。
MySQLはインストール済みですが、phpMyAdminも使いたいので php-mysql をインストールします。
# yum install php-mysql
phpMyAdminもインストールしたいので、ダウンロードします。
# wget http://sourceforge.net/projects/phpmyadmin/files/phpMyAdmin/3.5.8/phpMyAdmin-3.5.8-all-languages.tar.gz
米phpMyAdminのバージョンは常に変化しますので、現時点での新しいものを探して使ってください。
次に、ダウンロードしたファイルを解凍します。
# tar zxvf phpMyAdmin-3.5.8-all-languages.tar.gz # cp -r phpMyAdmin-3.5.8-all-languages /var/www/phpMyAdmin # rm -f -r phpMyAdmin-3.5.8-all-languages
えーと、こんな感じでしょうか。
このままではphpMyAdminにアクセスできませんので設定ファイルを追加します。
ドキュメントはここ(↓)にありました。
https://phpmyadmin-japanese.readthedocs.org/en/latest/
config.sample.inc.phpをconfig.inc.phpにして設定しろと書いてあるのでそのようにします。
# cp /var/www/phpMyAdmin/config.sample.inc.php /var/www/phpMyAdmin/config.inc.php
config.inc.phpに以下の設定を追加、パスワードも入れ替えた方がいいはずですがとりあえず、そのまま
$cfg['Lang'] = 'ja-utf-8';
そして、ディレクトリ以下の所有権を変更
# chown -R root.apache /var/www/phpMyAdmin/
さらに、/etc/httpd/conf.d/ に以下の内容で phpmyadmin.conf というファイルを追加
Alias /phpMyAdmin/ "/var/www/phpMyAdmin/" <Location /phpMyAdmin> Order deny,allow Deny from all Allow from 127.0.0.1 Allow from 192.168.11 </Location>
クッキーを有効にしろと怒られたので、
# chmod 660 /var/www/phpMyAdmin/config.inc.php
これで、http://192.168.11.100/phpMyAdmin/ でアクセスできるようになります。
あ、ちゃんとapacheを再起動してからですね。
# service httpd restart
記入間違いをしていなければ正常に再起動できるはずです。
以下次回(追記かも)に続きます。
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